社会保障制度田上:鹿児島市の「介護予防・日常生活支援総合事業」とは、どのような事業ですか ?石川:高齢者の介護予防と自立した日常生活の支援を目的とした事業です。市区町村が中心となり地域住民や NPO・ボランティア団体・民間企業などと連携したサービスがあり、高齢者の方の自力も活かしながら要介護状態になることを予防する事業です。一般介護予防事業とサービス活動事業の2つからなります。一般活動事業は、65 歳以上のすべての方が対象で、内容は、「よかよかクラブ」「お達者クラブ」「健康教育」「健康相談」「一般介護予防の複合教室」「高齢者いきいきポイント」などの事業があります。田上: サービス活動事業の対象となるのは、 どのような人ですか ?石川:要介護支援1・2の認定を受けた方、または認定が非該当でも生活機能の低下がみられる事業対象者の方が利用できます。田上: 具体的にどんなサービスが、 利用できるのですか ?石川:大きく分けて訪問型と通所型サービスがあります。訪問型の支援内容は調理・洗濯・掃除・入浴・排泄などご本人にとって必要なサービスを担当のプランナーさんと一緒に考えていきます。調理や掃除などは(最初から)一緒に取り込まれる方も多いようです。通所型サービスは2時間程度の運動型、3時間程度のミニデー型、主に一日過ごすタイプの予防型通所介護という3つのタイプがあります。43■放送日時:7 月 31 日 ( 木 ) 15:00 〜 15:15■ナビゲーター:田上 真澄■スペシャリスト:鹿児島市地域包括支援センター吉野 石川真紀 (いしかわ まき)さん【事業所長 : 主任介護支援専門員】「ふくしのはてな?」−社会保障制度−介護福祉編第 18 回放送今月のテーマは、「あなたのまちの地域包括支援センター」今回は、鹿児島市地域包括支援センター吉野の石川真紀さんにお話しを伺っていきます。
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