福祉のはてな?
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社会保障制度田上:「認知症」とは、どういった症状のことなのでしょうか ?東:「認知症」とは一旦発達した知能が様々な原因・疾患により機能が低下し生活に支障がでて、生活するのが困難になっている状態の事を言います。田上: 「もの忘れ」と「認知症」の違いについて教えて下さい。東:一般的な「物忘れ」は、体験したことの一部を忘れたり、物を置いた場所や人の名前がすぐに思い出せないことをいいますが、ヒントがあれば思い出せるのが特徴です。一方で「認知症」は、体験したこと自体をまるごと忘れてしまったり、新しいことが覚えられなかったりします。ヒントを出しても思い出せないのが大きな違いです。田上:もしかして認知症かもしれないと思ったら、どうすればいい?東:かかりつけ医がいる場合は、まずはその医師に相談するのがおすすめです。いない場合は、認知症外来や認知症サポート医に相談してみましょう。認知症サポート医については、鹿児島県のホームページに一覧が掲載されていますので参考にしてください。また、鹿児島県内には認知症疾患医療センターが 12 か所あり、こちらでも相談を受け付けています。さらに、お住まいの地域にある地域包括支援センターでも相談できます。39■放送日時:7 月 17 日 ( 木 ) 15:00 〜 15:15■ナビゲーター:田上 真澄■スペシャリスト:鹿児島市地域包括支援センター本部          東ますみ(ひがし ますみ) さん【主任保健師】「ふくしのはてな?」−社会保障制度−介護福祉編第 16 回放送今月のテーマは、「あなたのまちの地域包括支援センター」今回は、鹿児島市地域包括支援センター本部の東ますみさんにお話しを伺っていきます。

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