福祉のはてな?
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社会保障制度田上:福祉用具で言えば、 「車いす」 も相談される方が多いのでは ?坂下:骨折されて緊急で車いすが必要になったなど、相談に来られる方も多くいらっしゃいます。田上: 車いすにはどんな種類があるのですか ?坂下:ADL レベル(日常生活動作能力)に応じて、使う車いすの種類が異なります。日常生活の基本的な動作である寝起き、移動、食事、排泄、入浴、整容、更衣などに合わせて、車いすは大きく自走用と介助用に分かれます。自走用は利用者自身が車輪を使って動かすことができるタイプで、車輪は大きめです。一方、介助用は家族や介護者が利用者を動かすためのもので、車輪は比較的小さめです。田上:車いすのレンタルについて教えて下さい。坂下:半年に一度、専門スタッフがメンテナンスを行っています。空気圧の確認やブレーキの効き具合などをプロの目でしっかり点検します。万が一、故障があった場合は、新品と交換いたしますのでご安心ください。田上:車いすの使い方を教えていただけますか?坂下:車いすの使い方は以下の4つの項目に注意してください。1. 座面の開閉操作 : たたまれている車いすの場合、通常は座面や背もたれが折り たたまれています。これを開くには、座面や背もたれを上から押すと、ロック が解除されて開きます。開いたら、座る準備が整います。2. 足置き板の調整 : 多くの車いすには足置き板がついており、これは足を支える ために使います。足置き板の高さや角度は調整可能ですので、自分に合った位 置に設定してください。31■放送日時:6 月 26 日 ( 木 ) 15:00 〜 15:15■ナビゲーター:田上 真澄■スペシャリスト:有限会社 南州メディカル谷山店店長          坂下隼也(さかした じゅんや) さん「ふくしのはてな?」−社会保障制度−福祉用具編第 13 回放送今月のテーマは、「福祉用具のあれこれ」今回は、先週に引き続き有限会社南州メディカル谷山店店長の坂下隼也さんにお話しを伺っていきます。

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