社会保障制度田上:社会福祉にはどんな種類がありますか ?山下:社会福祉の主な種類は 4 つあります1. 子どもたちの健やかな成長を支える「保育児童福祉制度」2. ひとり親家庭 ( 母子・父子家庭 ) をサポートする「母子等のひとり親・寡婦福祉制度」3. 障害のある人が自立して生活できるようにサポートする「障害者福祉制度 」4. 高齢者が安心して暮らせるように支援する「高齢者福祉制度」などです。田上:「 ゆりかごから墓場まで」というスローガンの元に、 制度が作られているんですね。山下:赤ちゃんのときは母子健康手帳や乳幼児健診、子どもになったら児童手当や医療費助成、大人になったら年金や雇用保険、年を重ねると介護保険 障害がある方も、障害者福祉制度を通じて自分らしく暮らしていける、つまり 「社会保障」って人生まるごと支える仕組みなのですよね。田上:幼稚園は、福祉ではないのですか ?山下:幼稚園は文部科学省が管轄する教育機関で、小学校に入る前のお勉強の準備をする場所なのです。一方で、 保育園は厚生労働省の管轄で、福祉の一環として、 親が働いている間に子どもを預かる役割があります。ただ、最近は認定こども園という教育と福祉のハイブリッドな施設も増えてきて、境目がどんどんなくなってきています。 したがって 、幼稚園は福祉じゃないけど、子どもを 支える大事な制度のひとつなのです。09■放送日時 4 月 24 日 ( 木 ) 15:00 〜 15:15「ふくしのはてな?」−社会保障制度−社会保険編第 4 回放送さぁ、4 回目放送の「ふくしのはてな ?」 今月のテーマは、「暮らしを支える社会保障制度」今回は、 社会保険の中から、 社会福祉。「4 つの社会福祉」について、伺っていきたいと思います。
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